SublimeText4とVS code、LightTableでのClojureの開発環境立ち上げ
ClojureでのSublimetext4とVS codeをそれぞれ使った開発環境の立ち上げについて述べる。ClojureのエディターとしてはClojure専用のLightTableもあるが、こちらはダウンロードすればそのまますぐ使えるため、解説を割愛する。Clojureやleiningenの立ち上げに関してはClojureを始めようを参照のこと。
2021年5月21日にsublimeText4(ST4)がリリースされている。2年半ぶりのメジャーアップデートであり、新しいバージョンの特徴としては、インターフェースのレンダリングにGPUアクセラレーションが利用可能になっていること、また自動補完機能が充実されていることなどがある。
またST4のプラグインでこれまでSublimeRepl経由での利用か、terminus/sendcode経由が主なClojureの開発環境であった(Clojure以外のPython、R、Cでもそれらのフレームワークを利用)のが、「Clojure-Sublimed」という専用のプラグインが用意されている。
使い方としては
- パッケージコントロールを使って「Clojure Sublimed」をインストール。(メニューの「Tools」→「Command Pallet」→installと入力→「Package Control:Install Package」→「Clojure Sublimed」で行うか、「Shift」「Command」「P」(macの場合)→installと入力→「Package Control:Install Package」→「Clojure Sublimed」)
- clj/cljc/cljsのファイルを開く(あるいは「Command」Nで新規ファイルを開いて右下のcode mode(デフォルトではPain textになっている)をクリックしClojure(Clojurescript)を選択してコードを記入
- ClojureのReplサーバーを(動作させたいプロジェクトファイルのトップで)動作。(leiningenを使っている場合は、ターミナルで「lein repl」とする)
- sublimeTextで「Shift」「Command」「P」(macの場合)(あるはメニューの「Tools」→「Command Pallet」)で「Clojure Sublimed: Connect」を入力し、3のReplで動作させたアドレス(例64371)を入力してエンター
- 評価したいコードの行で「CTRL」「ENTER」を入力するとコードの右側にRepl評価結果が表示される。(エラーの場合はエラーが表示、詳細はreplを動作させているターミナル参照)
あるいは前述のterminus/sendcodeのケースでは、まず
- パッケージコントロールを使ってterminus/sendcodeをインストール。(メニューの「Tools」→「Command Pallet」→installと入力→「Package Control:Install Package」→「terminus」「sendcode」をそれぞれインストールするか、「Shift」「Command」「P」(macの場合)→installと入力→「Package Control:Install Package」→「terminus」「sendcode」でそれぞれインストールする。)
- 上記と同様か、「Command」Nで新規ファイルを開いて「Shift」「Command」「P」(macの場合)→Set Sytntax:ClojureでClojureモードにする。
- 「Shift」「Command」「P」(macの場合)→treminus: Open Default Shells in Panelで下部にterminusのパネルを表し、「lein repl」でreplサーバーを動作させるか、エディタのメニューから「View」→「Layout」→「Column2」で左右二分割の画面表示にして後、「Shift」「Command」「P」(macの場合)→Treminus:Open Default Shell in Tabで分割された片方のtabにターミナルを表示させ、「lein repl」でreplサーバーを起動。
- 上記と同様
- 上記と同様
とすることもできる。最初のケースは画面が上下2分割で左でコードを書いて下側のreplで確認。後のケースは画面が左右2分割で左でコードを書いて右側のreplで確認する形となる。
terminusモードを終わらせる時は
- 「Shift」「Command」「P」(macの場合)→「Clojure Sublimed: Disonnect」でreplとの接続を断ち。
- 「ctrl」「d」でreplを終了。
- 「Shift」「Command」「P」(macの場合)→Treminus: Close All
で終了することができる。
次に、VS codeでのClojure環境の立ち上げについて述べる。
VS codeはvisual studio codeの略で、microsoftから提供されている無料の現在プログラマにシェア一番のテキストエディタとなる。以下に開発までの手順を示す。
- このVS codeでClojureを使うには、まずVS codeをインストールして、(必要であれば日本語化のプラグインもインストール)、View→extensionsでcalva(あるい表示→拡張機能でcalva)をインプットしてインストール
- 次に、File→Open Folderで新しいプロジェクトを作成したいフォルダーを指定、そのフォルダーでターミナルを開くため、terminal→new terminalで新しいターミナルを表示する。
- ターミナルが開いたら、新規のClojure projectを作成する。例 “lein new calva-test01”
- ターミナルで”cd calva-test01″と入力して新しく生成されたcalva-test01のディレクトリに移動
- 次にREPLを起動させる。VS codeでREPLを起動させるには、エディタの下部にあるREPLをクリックする。
- VS codeの上部に幾つかの選択肢があらわれる。”start your project and connect”を選択
- “leiningen”を選択するとREPLが起動する
- あとはエディタ上の評価したいcodeの行で「Ctrl」「Enter」を押すことで評価される。
コメント
[…] clojure環境の立ち上げに関してはSublimeText4とVS codeでのClojureの開発環境立ち上げ等を参照のこと。まず任意のディレクトリ下でターミナルを使いprojectをfileを”lein new overtone-test(任意の […]
[…] Clojureの環境立ち上げは、”Clojureを始めよう(1)“等を参照のこと。またREPL環境としてはsublimetext4のClojure sublimedプラグインを利用した詳細は”SublimeText4とVS code、LightTableでのClojureの開発環境立ち上げ“参照のこと。 […]
[…] SublimeText4とVS codeでのClojureの開発環境立ち上げ […]