論文/報告書の書き方
論文や報告書の書き方には以下に示すような多くのステップがある。
- テーマの選択 まずは、自分が書きたいテーマを決める。その際には、自分が興味を持っている分野や、専門的な知識がある分野を選ぶとよい。また、研究の進歩や社会のニーズに合わせてテーマを選ぶことも大切となる。
さらにテーマを選択する際には課題を明確にする必要がある。課題の分析にはさまざまな手法があり”問題解決手法と思考法及び実験計画“にてそれら詳細について述べている。
- 調査・研究 次に、選んだテーマについて調査・研究を行う。これには、文献調査や実験、アンケート調査などが含まれる。必要な情報を集め、自分なりの分析・解釈を行う。人工知能・機械学習の領域の技術的な理論や応用に関しては”機械学習技術“や”人工知能技術“、”ICT技術“にて述べている。”AI学会論文を集めて“にも広大なAI学術論文の特定の領域での論文を集めているので参考にできる。
- アウトラインの作成 調査・研究の結果をもとに、論文や報告書のアウトライン(大まかな構成)を作成する。この際には、章立てや順序、主張や根拠などを明確にすることが重要となる。アウトラインの具体的な書き方に関しては”パラグラフライティングと課題分析に基づいた論文や提案書の書き方“が参考となる。
- ドラフトの作成 アウトラインをもとに、ドラフトを作成する。この際には、文章の流れや語彙、文法などを意識しながら、論理的な文章を書く。また、引用する場合には、適切な形式で引用することが必要となる。特に海外の学会向けの英語論文の書き方に関しては”松尾ぐみの論文の書き方:英語論文“にて述べられている。
- レビューと修正 ドラフトを完成させたら、レビューを依頼して、第三者の目からの意見をもらう。その際には、アドバイスや指摘に耳を傾け、必要に応じて文章を修正する。論文のチェックの仕組みで査読に関しては”査読の仕組みと論文投稿上の対策(外部リンク)“にてその概略が述べられている。
- フォーマットの整備 最後に、指定されたフォーマットに従って、論文や報告書のレイアウトや参考文献の書式を整えます。その際には、指示に従って、フォントや文字の大きさ、余白などを調整しましょう。論文フォーマットでの作成は標準ツールであるLatexを用いる。これらに関しては”論文作成の世界標準ツールであるTex/Latexとウェブ数式表示ツールのMathjax“にて述べている。
本ブログでは、この論文/報告書の書き方に対して以下に詳細を述べる。
問題解決と課題分析
さまざまな問題解決の手法とそれらに対するアプローチ(思考法)と具体的なアクションを起こす為のアクションプランと実験計画について述べる。
まず問題解決の基本的なステップに関して古典(孫子)から学び、次に問題を分析するための手法である課題分析に関して「ビリヤード法」と呼ばれる問いの手法や、システム思考アプローチ、更に企業の改善活動でもよく用いられるKPI、KGI、OKR等の手法について述べる。
次に課題を定量化し目標値とするためのフェルミ推定について述べ、さらに課題解決の為の仮説立案の為の推論手法として演繹法、帰納法、投射法、類比法、アブダクション法等について述べた後、それらの仮説を「確証バイパス」に陥らずに検証する手法について述べる。
最後に、具体的な問題解決のアプローチであるPDCAや、PDCAの中での実験の考え方を因果推論の手法をベースに述べている。
本ブログでは 以下のページにて、それらの詳細を述べている。
論文/報告書作成
TEX (TeX) は,ドナルド・クヌース (Donald E. Knuth) が開発し,広く有志による拡張などが続けられている組版処理システムであり、LATEX(ラテック、ラテフ、など。詳細は後述)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェアTEXにマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体のTEXに比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。MathJax はMathML、LaTeX、ASCIIMathMLで記述された数式をウェブブラウザ上で表示するクロスブラウザのJavaScriptライブラリでなる。
「論文の教室 レポートから卒論まで」よりパラグラフライティングと課題分析に基づいた論文や提案書の書き方についてについて述べる。本書は「論学をつくる」の著者である戸田山和久による著書となる。戸田山は分析哲学を主戦場としている研究者であるため、他のノウハウ本とは少し異なったアプローチで「論文」について述べられている。
お茶の水女子大の伊藤貴之氏によるビジュアル情報処理研究合宿での講演資料
国際学会への英語論文の書き方を詳細なステップを追って解説している記事。初めて英語論文を書く人が読むのにベストな内容となっている。
AI学会論文を集めて
本ブログでは 以下のページにてAAAI、ISWC、ILP、RW等のAI関連の学会論文/予稿集を集めた。
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