本とTVと映画と音楽

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本とTVと映画と音楽

本とテレビと映画と音楽は、我々のの生活にさまざまな効用をもたらす。

本やTVや映画や音楽は、情報や知識を提供する重要なツールであり、さまざまなジャンルやテーマのコンテンツに触れることで、新しいアイデアや視点を得ることができ、新たなスキルや専門知識を習得することもできる。また、想像力を刺激されることで豊かな想像力を養うことができる。

またそれらのコンテンツは、視覚的/聴覚的な体験を提供し、ストーリーに感情的に共感することができ、喜び、悲しみ、興奮など、さまざまな体験をすることもできる。

以下にさまざまな本や音楽に関するトピックについて述べる。

1980年に出版されて今は絶版となっている片岡義雄の「波乗りの島」。ハワイとサーフィンに関する5つの短編が掲載されている。

片岡義男のサーフィン小説「波が呼ぶんだよ」と写真エッセイ「海まで100マイル」について。

邦訳は現在絶版になっているダニエルデュエインによる手記。英語版でのタイトルは「Caught Inside: A Surfer’s Year on the California Coast」となり、ペイパーバックで購入可能なようである。

この物語は、ライターである身長193cm、体重104kgの著者が、雪の積もる農道へのほんの三マイル(5km)のジョギングを行なったときに、急に激痛を感じスポーツ医学の権威の医者に見せると立方骨(土踏まず)の炎症と診断され、足の裏に太い注射を打たれた上に、今後走るには安くとも150ドル以上のモーションコントロール付きのランニングシューズを履き、さらに特注の矯正具(400ドル)をつけろと言われたところから始まる。

トラック運転手をしながら小学生の息子二人と広島県因島で暮らすバツイチ41歳の寺谷和章は、
ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。
和章は「カープを日本一にする」という子供の頃の夢を叶えようと、広島カープの入団テストを受けに行くが……。
家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く長編エンターテインメント。」
amazonの紹介より。

司馬遼太郎、池波正太郎は共に時代小説と呼ばれるジャンルの小説を書いた作家で、共に大正12年(1923年)生まれ、今年でちょうど生誕100周年を迎えて、”生誕100年 司馬遼太郎の視点“や”池波正太郎の生誕100 年“等の様々な催しが行われ、再び両者に注目が集まっている。

ファウンデーションはアイザック・アシモフが1951年に書き上げたSFシリーズ。邦訳だと「ファウンデーション 銀河帝国興亡史」という題で早川書房より出版されているものとなる。

以前wiredの記事で、企業経営や政策立案において進むべき方向を見極めるためのシナリオ作りをSF作家に依頼するケースが増えており、ビジネスとして成り立ち始めているとの記事を読んだ。将来にどのような技術が必要になるかを予測するために、現存の技術の積み重ねだけではなく、実際のユースシーンを含めてフィクションの世界からインスピレーションを得ることは重要ではないかと思う。

アンディ・ウィアーによる『プロジェクト・ヘイルメアリー』は、2021年3月に出版され、世界中で大きな話題を呼んだSF小説となる。この極めてアメリカ的な「フロンティア精神」や「キリスト教の思想」と重ね合わせることができるものが「プロジェクトヘイルメアリー」であり、アメリカにおいてそれが大きく受け入れられるのもそれはそうだね、ということとなる。

三体は、中国のSF作家劉慈欣による長編SF小説であり、2006年5月から12月まで、中国のSF雑誌『科幻世界』で連載され、2008年1月に重慶出版社によって単行本が出版された「地球往事」三部作となる。

THE UNIVERSE IN A BOX 箱の中の宇宙』では、私たち自身の身体と心を含む、すべてのものがコンピュータの中にあるという可能性「シミュレーション仮説」について述べられている。我々が今いる場所は現実なのか、シミュレーションされているのかについて考えるアプローチにはいくつかある。一つは古典論理的なアプローチでもう一つは非古典論理的なアプローチとなる。

感情(煩悩)に対してどう対応するかという話題は”禅とメタ認知とAI“でも述べているように禅やマインドフルネスの重要な要素となっている。近年の感情理論では”感情認識と仏教哲学とAIについて“でも述べているように、感情は哲学・宗教的な概念の言わば頭の中の考え方だけでは捉えられず、生理学的要素により左右されているとの認織が主要なアプローチとなっている。このような生理学的要素として、重要とされているものに自律神経系がある。今回はこの自律神経系について”自律神経の科学 「身体が整う」とはどういうことか“をベースに述べる。

イェール大学の若い読者のための文学史』(A Little History of Literature)は、イギリスの作家であり、文学者であるジョン・サザーランド(John Sutherland)によって書かれた本で、文学に興味を持ち始めた若い読者や文学の初心者を対象に、文学の歴史や主要な作家、作品について分かりやすく紹介したものとなる。今回は、この本からピックアップした話題について述べたいと思う。

  • 若い読者のための科学史

この図書は、若い読者が科学の原理をその歴史とともに学べるものとなっている。科学というと、高校で習う理科だけでも、物理、生物、化学、地学とあり、全体としてどのように発展を遂げてきたのか初学者にはわかりづらいものだが、本書では、古代から現代までいったん打ち立てられた理論が次々に打ち破られ、科学がダイナミックな変遷を遂げていくさまを鮮やかに描き出している。この中には、アリストテレス、ガレノス、ガリレオ、ハーヴィー、ベーコン、ニュートン、アインシュタイン、バーナーズ゠リーなど、著名な科学者たちのエピソードを軸に、古代文明から現代化学まで発展の軌跡をたどる物が述べられている。

音楽

数学はこの世界にある法則やパータンを抽象化して形にするものだと思っている。機械学習や人工知能の中で数学が重要な位置を占めるのも、コンピューターの計算するという機能に即しているというだけでなく、この法則やパターンの抽象化という機能が大きく寄与しているものだと思う。さらに数学は、様々な視点や発想を工夫してそれらパターンや法則を見つけるという”自由な発想”や”感じる力”が必要とされる分野でもある。このような観点で見ると、様々な直感や発想で人の心を揺さぶるパターンを作り上げる”音楽”も、数学と共通していると考えることができる。

感情と自律神経と”整う”効果について“でも述べたように、人間の自律神経は感情に大きく影響を与え、自律神経は外部の環境から影響を受ける。音、リズム、メロディは、人の感情に強く影響を与え、ユーザーエクスペリエンス(UX)においても非常に重要な要素となっている。以下に、心地よい音を作ることにつながる一般的な生成モデルを使用した音楽を生成するための実装例の概要について述べる。

音楽は、古代ではコミュニケーション手段であり、自然の音を模倣したり、儀式や祭りにおいて使用されることから始ったと考えられている。初期の楽器には、打楽器(石や木の棒)、笛(動物の骨や木製のもの)などが用いられてきた。西洋音楽では、”「ソクラテスの弁明」と哲学とは何を目指すものなのかについて“にも述べている古代ギリシャにおいて、音楽理論の発展があり、音階や和声の基本概念が形成され、哲学者のピタゴラスは、音楽と数学の関係を研究するなど、音楽は教育や宗教儀式の一部として重要視され、幾何学を作り出した哲学者のピタゴラスなどによる音楽と数学の関係も研究されるようになった。東洋の音楽は、西洋の音楽と比べ調性や和声の概念が異なり、スケール(音階)の使用が重要で、音楽の形式においても、即興や伝承が中心で、明確な楽曲の構造がないことが一般的となり、異なる進化をとげていった。

ブルースは、現代のポピュラーミュージックのルーツの一つであり、重要な役割を果たすジャンルの一つとなる。ここではブルースの歴史とClojureによる自動生成について述べている。

「November Steps」(ノヴェンバー・ステップス)は、日本の作曲家である武満徹(Tōru Takemitsu)が1967年に作曲した楽曲となる。この作品は、武満徹の代表的な作品の一つであり、その音楽的なスタイルやアプローチを示す重要な作品の一つとされている。「ミュージック・コンクレート」(Musique concrète)は、フランスの作曲家ピエール・アンリ・マルトー(Pierre Henry)やピエール・シェフェール(Pierre Schaeffer)によって開拓された電子音楽のジャンルの一つであり、音の録音と編集を通じて音楽を制作する方法論となる。

ジャズは19世紀末、アフリカン・アメリカンを中心とした人たちによってカリブ海に面したアメリカ南部の港湾都市、ルイジアナ・ニューオリンズで自然発生した”ブルースの歴史とClojureによる自動生成“で述べたブルースやラグタイムをルーツとしている大衆芸能音楽となる。

ジャズの概要と機械演奏“で述べているようにジャズは、学術的な知識や十分な資金を持たないミュージシャンが演奏する自然発生的で非公式な音楽としてスタートし、発展過程で少しずつ演奏楽器の種類が増えていった。 ギターやバイオリン、吹奏楽で使われる金管楽器(トランペット、トロンボーン、クラリネット、サックス)などの生の楽器は、多くの場合手作りでで使われ、早い段階でシーンに登場したが、フルートやさまざまな木管楽器などの交響楽団系の楽器やオルガンは高価であった為、登場は遅れた。 

2007年の夏に公開された”ディス・イズ・ボサノヴァ”は、1950年代末にブラジルで生まれたボサノバの魅力に迫るドキュメンタリーで、昨年(2023年)亡くなったボサノバ界の巨匠カルロス・リラとホベルト・メネスカルが語り手となってボサノバゆかりの地を訪れ、様々なエピソードを披露するものとなっている。

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