Discordを用いたコミュニケーション

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Discordについて

Discordは、アメリカのソフトウェア企業Discord Inc.が開発運営する無料の音声・テキスト・ビデオチャットツールとなる。もともとゲーマー向けに開発されたコミュニケーションツールだが、その使いやすさと多機能性により、さまざまな領域でのオンラインコミュニティが形成され、今や多くの一般ユーザーにも使われているものとなる。

Discordは、音声、テキスト、ビデオ通話の3つの機能がサーバー上で行われ、またユーザーは独自のサーバーを作ったり、他のユーザーが作ったサーバーに参加することも可能で、サーバー内では「テキストチャネル」や「ボイスチャネル」といったサブスペースを作成することが可能で、特定の目的に合わせたサブスペースを作成することができ、特定の話題や目的に合わせてチャネルを切り替え、コミュニケーションができるものとなる。

Discordの主な特徴と用途は以下のようになる。

1. テキストチャットとボイスチャット: Discordはテキストベースのチャットとボイスベースの通話を組み合わせて提供している。 テキストチャンネルでは、テキストメッセージや絵文字を使用してコミュニケーションが行われ、 ボイスチャンネルでは、ユーザーがリアルタイムで音声通話を行うことができる。

2. サーバーとチャンネル: Discordはグループを作成し、各サーバー内でさまざまなチャンネルを設定できる。 チャンネルはテキストまたはボイスのいずれかで、目的に応じて使い分けることができる。

3. ロールと権限: サーバー内でロールを作成し、ユーザーにロールを割り当てることで、異なる権限を与えることができ、ロールによって、管理者、モデレータ、一般ユーザーなどの異なる権限が設定できる。

4. ボットの統合: Discordはボットと呼ばれる自動化されたプログラムをサーバーに統合でき、ボットは、特定の機能やコマンドを提供したり、自動的にタスクを実行するのに利用される。

5. 画面共有と動画通話: Discordは画面共有や動画通話の機能も提供しており、リモートワークやオンライン会議にも利用される。

6. 統合されたゲームストリーミング: Discordはゲームとの統合が強力で、ゲームをプレイ中に友達とコミュニケーションを取りながら、ゲーム画面を共有することも可能なものとなる。

7. 無料と有料のプラン: Discordは基本的な機能が無料で利用できますが、有料のNitroプランも提供されており、追加の機能やアップグレードされた品質を利用できる。

8. ディスボードによる検索: 一般に公開されているDiscordを検索できるwebサイトがあり、様々なカテゴリが設けられ、自分の興味や趣味に合わせてサーバーを探すことができる。また、twitterを用いてDiscordサーバーを探すこともできる。

Discordは非常に柔軟で使いやすく、様々なコミュニティやグループで広く利用されるツールとなる。

Discordの環境設定と利用

Discordの環境設定には、さまざまな設定項目がある。以下にそれらを示す。

1. アカウント設定: PCまたはスマホからDiscordのページにアクセスし、Discordのアカウントを設定して、利用可能にする。入力する情報としては、ユーザー名、プロフィール写真の変更、パスワードの変更、アカウントのセキュリティ設定(2要素認証など)などがある。

2. デスクトップアプリのインストール: トップページにあるアプリのダウンロードボタンの中からOSに合ったデスクトップアプリをダウンロードする。

3. Discordへのログイン: ダウンロードしたDiscordのデスクトップアプリを起動し、メールアドレスとパスワードでログインする。

4. 外観設定: テーマの変更や、メッセージ表示のカスタマイズ(フォントサイズ、テキストスタイルなど)を行う。

5. フレンドの設定: 特定のユーザーとの繋がりを設定するため、他のユーザーの「ユーザー名」等を利用して検索を行い、フレンド欄に設定する。

6. サーバーに参加する: 公開または非公開のサーバーから招待リンクを発行してもらい、サーバーに参加する。

7. 音声/ビデオ設定: マイクやカメラのテストと設定及びボイスチャットのエコーキャンセルやノイズリダクションの設定を行う

8. サーバーでメッセージをやり取りする: サーバー内のテキストチャネルやボイスチャネルなどを利用してメッセージのやり取りを行ったり、DM(ダイレクトメッセージ)を用いてやり取りを行う。また、特定のユーザーにメンションしたり、送られてきたメッセージに返信したりする。

9. スレッドの活用: テキストチャネルに複数のスレッドを作成し、トピックごとにチャットを行う。

10. オーバーレイ機能の活用: プレイ中のゲーム画面にDiscordの通話状況やチャットを表示する。

11. 通知設定: サーバーや個々のチャンネルへの通知のカスタマイズや、モバイルデバイスへの通知設定などを行う

12. プライバシー設定: ユーザーからのフレンドリクエストの受け入れや拒否、ユーザーが利用可能な情報(オンラインステータスなど)の制御を行う

13. 接続設定: Discordとの接続を管理、SpotifyやYouTubeなどのアカウントの接続を設定する

14. サーバーの作成: サーバーには通常の「サーバー」と、「コミュニティサーバー」の2種類が存在している。通常のサーバーは少人数向けのツンプルな構成で、コミュニティサーバーはルールやウェルカムメッセージ、アナリスティック機能や、パブリックな公開など多機能なものとなる。コミュニティサーバーは多人数でパブリックに利用する場合に利用する。

Discordの適用事例について

Discordは、さまざまな目的で利用されている。以下はそれら適用事例について述べる。

1. ゲーミングコミュニティ: Discordは、ゲーマーがチャット、音声通話、画面共有を通じてコミュニケーションを取り合うための主要なプラットフォームの1つで、ゲーミング関連のサーバーでは、特定のゲームやゲームジャンルに関する議論や情報交換が行われている。

2. 学生グループや大学コミュニティ: Discordは、学生がプロジェクトやイベントの計画を立てたり、勉強グループを組織したり、興味のあるトピックに関する議論を行ったりするためのプラットフォームとしても活用されている。

3. コミュニティ組織: Discordは、共通の興味や趣味を持つ人々が集まり、交流し、情報を共有するための場としても利用されており、例えば、アーティストやクリエイターのコミュニティ、技術系のコミュニティ、または地域社会のコミュニティなどで利用されている。

4. オンラインイベントやライブストリームのサポート: Discordは、イベントの参加者が会話を楽しんだり、質問を投げかけたり、スピーカーや主催者と交流したりするための場として、オンラインイベントやライブストリームのサポートにも利用されている。

5. 仕事やプロジェクトチーム: Discordは、リモートワークやプロジェクト管理に役立つツールとしても利用されており、特に小規模なチームやスタートアップ企業では、コミュニケーションやタスクの管理にDiscordを活用している。

参考図書

Discordの参考図書としては以下のものがある。

Discord活用ガイド 基本操作&サーバー設営&活用事例が丸ごとわかる本

現代社会の必須ツール『Discord(ディスコード)』知らないと危ない3つのこと: 13分で設定まで完了!!【メタバース・NFT・ゲーム超入門編】

コメント

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