各種言語での繰り返しと分岐の実装例

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概要

プログラミング言語の中でも基本機能は、”プログラミング言語の歴史“でも述べた「構造化言語」の3つの機能である(1)順次進行、(2)条件分岐、(3)繰り返しの中の一つの要素となる。ここではこの内繰り返しと分岐に対して様々な言語での実装を示す。

Pythonでの実装

以下に、Pythonでの繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

繰り返しの実装例(forループを使用した場合):

# 1から10までの数字を表示する例
for i in range(1, 11):
    print(i)

繰り返しの実装例(whileループを使用した場合):

# 1から10までの数字を表示する例
i = 1
while i <= 10:
    print(i)
    i += 1

分岐の実装例(if文を使用した場合):

# 数字が偶数か奇数かを判定する例
num = 7

if num % 2 == 0:
    print(num, "は偶数です。")
else:
    print(num, "は奇数です。")

分岐の実装例(elifを使用した場合):

# 成績に応じて評価を表示する例
score = 75

if score >= 90:
    print("成績はAです。")
elif score >= 80:
    print("成績はBです。")
elif score >= 70:
    print("成績はCです。")
elif score >= 60:
    print("成績はDです。")
else:
    print("成績はFです。")

これらの例では、forループやwhileループを使用して繰り返し処理を行ったり、if文を使用して条件に応じた分岐処理を行っている。Pythonの制御構文を活用することで、様々な繰り返しや分岐の処理を実装することができる。

Javaでの実装

以下に、Javaでの繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

繰り返しの実装例(forループを使用した場合):

// 1から10までの数字を表示する例
for (int i = 1; i <= 10; i++) {
    System.out.println(i);
}

繰り返しの実装例(whileループを使用した場合):

// 1から10までの数字を表示する例
int i = 1;
while (i <= 10) {
    System.out.println(i);
    i++;
}

分岐の実装例(if文を使用した場合):

// 数字が偶数か奇数かを判定する例
int num = 7;

if (num % 2 == 0) {
    System.out.println(num + "は偶数です。");
} else {
    System.out.println(num + "は奇数です。");
}

分岐の実装例(else ifを使用した場合):

// 成績に応じて評価を表示する例
int score = 75;

if (score >= 90) {
    System.out.println("成績はAです。");
} else if (score >= 80) {
    System.out.println("成績はBです。");
} else if (score >= 70) {
    System.out.println("成績はCです。");
} else if (score >= 60) {
    System.out.println("成績はDです。");
} else {
    System.out.println("成績はFです。");
}

これらの例では、Javaの制御構文であるforループやwhileループを使用して繰り返し処理を行ったり、if文を使用して条件に応じた分岐処理を行っている。

Javascriptの実装

以下に、JavaScriptでの繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

  1. forループの例:
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  console.log(i);
}

この例では、0から9までの数字を順番に出力している。

  1. whileループの例:
let i = 0;
while (i < 10) {
  console.log(i);
  i++;
}

この例でも、0から9までの数字を順番に出力しますが、forループとは異なる書き方をしている。

  1. if文の例:
let num = 5;
if (num > 0) {
  console.log("正の数です");
} else if (num === 0) {
  console.log("ゼロです");
} else {
  console.log("負の数です");
}

この例では、変数numの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力する。

  1. switch文の例:
let dayOfWeek = "土曜日";
switch (dayOfWeek) {
  case "月曜日":
    console.log("仕事の始まりです");
    break;
  case "土曜日":
  case "日曜日":
    console.log("休みです");
    break;
  default:
    console.log("平日です");
}

この例では、変数dayOfWeekの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力している。case句には複数の値を指定することもできる。

Cでの実装

以下に、C言語での繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

  1. forループの例:
#include 

int main() {
    for (int i = 0; i < 10; i++) {
        printf("%d\n", i);
    }
    return 0;
}

この例では、0から9までの数字を順番に出力している。

  1. whileループの例:
#include 

int main() {
    int i = 0;
    while (i < 10) {
        printf("%d\n", i);
        i++;
    }
    return 0;
}

この例でも、0から9までの数字を順番に出力しますが、forループとは異なる書き方をしている。

  1. if文の例:
#include 

int main() {
    int num = 5;
    if (num > 0) {
        printf("正の数です\n");
    } else if (num == 0) {
        printf("ゼロです\n");
    } else {
        printf("負の数です\n");
    }
    return 0;
}
  1. if文の例:
#include 

int main() {
    int num = 5;
    if (num > 0) {
        printf("正の数です\n");
    } else if (num == 0) {
        printf("ゼロです\n");
    } else {
        printf("負の数です\n");
    }
    return 0;
}

この例では、変数numの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力している。

  1. switch文の例:
#include 

int main() {
    char dayOfWeek[] = "土曜日";
    if (strcmp(dayOfWeek, "月曜日") == 0) {
        printf("仕事の始まりです\n");
    } else if (strcmp(dayOfWeek, "土曜日") == 0 || strcmp(dayOfWeek, "日曜日") == 0) {
        printf("休みです\n");
    } else {
        printf("平日です\n");
    }
    return 0;
}

この例では、文字列の比較にstrcmp関数を使用して、変数dayOfWeekの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力している。

Rでの実装

以下に、R言語での繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

  1. forループの例:
for (i in 1:10) {
  print(i)
}

この例では、1から10までの数字を順番に出力している。

  1. whileループの例:
i <- 1
while (i <= 10) {
  print(i)
  i <- i + 1
}

この例でも、1から10までの数字を順番に出力しますが、forループとは異なる書き方をしている。

  1. if文の例:
num <- 5 if (num > 0) {
  print("正の数です")
} else if (num == 0) {
  print("ゼロです")
} else {
  print("負の数です")
}

この例では、変数numの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力している。

  1. switch文の例:
dayOfWeek <- "土曜日"
switch (dayOfWeek,
        "月曜日" = print("仕事の始まりです"),
        "土曜日" = { print("休みです") },
        "日曜日" = { print("休みです") },
        print("平日です"))

この例では、変数dayOfWeekの値によって分岐して、条件に合ったメッセージを出力している。switch関数を使用して、複数の条件を一度に処理する。

Laravelでの実装

以下に、Laravel(PHPフレームワーク)での繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

  1. foreachループの例:
@foreach ($users as $user)
<p>{{ $user->name }}</p>
@endforeach

この例では、$usersという配列やコレクションの中の要素を順番に取り出し、$userという変数に代入して表示している。

  1. forループの例:
@for ($i = 0; $i < 10; $i++)
<p>{{ $i }}</p>
@endfor

この例では、0から9までの数字を順番に取り出し、$iという変数に代入して表示している。

  1. if文の例:
@if ($num > 0)
<p>正の数です</p>
@elseif ($num == 0)
<p>ゼロです</p>
@else
<p>負の数です</p>
@endif

この例では、$numという変数の値によって分岐して、条件に合ったメッセージを表示している。

  1. switch文の例:
@switch($dayOfWeek)
@case("月曜日")
<p>仕事の始まりです</p>
@break
@case("土曜日")
<p>休みです</p>
@break
@case("日曜日")
<p>休みです</p>
@break
@default
<p>平日です</p>
@endswitch

この例では、$dayOfWeekという変数の値によって分岐して、条件に合ったメッセージを表示している。@switch@case@defaultといったLaravelのディレクティブを使用して、分岐処理を実装する。

Clojureでの実装例

以下に、Clojure言語での繰り返しと分岐の実装コード例を示している。

  1. doseq関数による繰り返しの例:
(doseq [x (range 1 11)]
  (println x))

この例では、range関数を使って1から10までの範囲の数字を生成し、doseq関数を使ってそれぞれの数字を順番に取り出して表示している。

  1. loop/recurによる繰り返しの例:
(loop [i 1]
  (when (<= i 10)
    (println i)
    (recur (inc i))))

この例では、looprecurを組み合わせて、1から10までの数字を順番に取り出して表示している。

  1. if文の例:
(def num 5)
(if (> num 0)
  (println "正の数です")
  (if (= num 0)
    (println "ゼロです")
    (println "負の数です")))

この例では、ifを使って変数numの値によって分岐し、条件に合ったメッセージを表示している。

  1. cond関数による分岐の例:
(def day-of-week "土曜日")
(cond
  (= day-of-week "月曜日") (println "仕事の始まりです")
  (or (= day-of-week "土曜日") (= day-of-week "日曜日")) (println "休みです")
  :else (println "平日です"))

この例では、cond関数を使って、変数day-of-weekの値によって分岐し、条件に合ったメッセージを表示している。=は値の比較に使われ、orは複数の条件のいずれかが真であれば真を返す。:elseはデフォルトの条件を表す。

Goでの実装例

以下に、Go言語での繰り返しと分岐の実装コード例を示す。

  1. forループの例:
for i := 1; i <= 10; i++ {
    fmt.Println(i)
}

この例では、for文を使って1から10までの数字を順番に取り出して表示している。

  1. rangeによる繰り返しの例:
nums := []int{1, 2, 3, 4, 5}
for _, num := range nums {
    fmt.Println(num)
}

この例では、rangeを使ってスライス(配列)numsの要素を順番に取り出して表示している。_はインデックスを無視するための空白識別子で、numにスライスの要素が代入されている。

  1. if文の例:
num := -5
if num > 0 {
    fmt.Println("正の数です")
} else if num == 0 {
    fmt.Println("ゼロです")
} else {
    fmt.Println("負の数です")
}

この例では、if文を使って変数numの値によって分岐し、条件に合ったメッセージを表示している。

  1. switch文の例:
dayOfWeek := "土曜日"
switch dayOfWeek {
case "月曜日":
    fmt.Println("仕事の始まりです")
case "土曜日", "日曜日":
    fmt.Println("休みです")
default:
    fmt.Println("平日です")
}

この例では、switch文を使って変数dayOfWeekの値によって分岐し、条件に合ったメッセージを表示している。複数の条件を同じ処理にまとめることができ、defaultはデフォルトの条件を表す。

コメント

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