旅と歴史とスポーツとアート

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旅と歴史とスポーツとアートについて

デジタルゲームAIの基本技術でも「デジタルゲームキャラクタAIのクオリティは「そのAIが時間と空間をどれだけ支配しながら活動できるか」によって決まる。これはどれくらい周囲の環境を認識し、どれくらいの時間幅と時間スケールの中で行動を組み立てることができるかということでもある。」とあるように、時間軸(歴史)と空間軸(旅)のコンテキストを充実させることは豊かなゲーム(人生)を楽しむ為に必須なものとなる。

ここでは、司馬遼太郎の街道をゆく

五木寛之の百寺巡礼などの紀行や、興亡の世界史古代からの伝言等の歴史に関する図書をベースに様々な旅と歴史のトピックについて述べ、更に各地で行われるスポーツやアートについても述べる。

トピック

日本の禅の草分けの一つである臨済禅とそれらの寺院が多く残る鎌倉での寺院について紹介(鎌倉五山)する。まずは栄西の臨済宗についての歴史的な流れと鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)について、それぞれの寺の観光的な観点での特徴について述べる。

ハワイでのアイアンマンレースはハワイ島で行われる。空路の玄関口である小さなコナ空港から数kmのところにある海辺の田舎町カイルア・コナがスタート/ゴール地点で、海亀も泳ぐ美しい海を3.8km泳ぎ、ウェットスーツをバイクジャージに着替えた後、自転車は最初の1kmちょっとをハイウェイまでの急坂を上り、ハイウェイに登りきった所で左折して、延々と続く吹きさらしの溶岩道路であるハイウェイを180km往って帰り、カイルアコナまで戻ってきた後、ランニングシューズを履いて海岸沿いのアップダウンのあるコースを42.195km走る自然に溢れたレースとなる。

「BORN TO RUN」でトレイルランの話題が少し出たが、日本での最も歴史があり有名なレースの一つが「富士登山競走」となる。これは毎年7月に山梨県富士吉田市で行われる富士山を登る山岳マラソン大会となる。第一回は1948年(昭和23年)で73回の歴史を誇る。

コースは標高770mの富士吉田市役所前で、しばらく平地を走ったあと北口本宮富士浅間神社から登山口(吉田口登山道)を通り、富士山頂久須志神社までの21km、標高差は約3000mのコースで、このコースを制限時間4時間30分(5合目での制限時間2時間15分)という非常にハイペースで走る必要があり、完走率も50%を切るかなりの難関レースとなる。コースマップを以下に示す。

トラック運転手をしながら小学生の息子二人と広島県因島で暮らすバツイチ41歳の寺谷和章は、
ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。
和章は「カープを日本一にする」という子供の頃の夢を叶えようと、広島カープの入団テストを受けに行くが……。
家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く長編エンターテインメント。」
amazonの紹介より。

街道をゆく」は「週刊朝日」の連載として1971年に始まり、司馬遼太郎が亡くなる1996年まで、25年にわたり続いた書籍にして全43巻を数える大紀行となる。その第一巻より湖西の道について述べる。湖西の道のスタートはまずは、京都の東側(以前紹介した鎌倉五山に対する京都五山の別格である南禅寺のある辺り)から大津方面に向かうところから始まる。

今回の旅の舞台は古代大和朝廷があった奈良県となる。山間部が多い奈良県の中でも唯一の平地(上図だと左上部分)となる山地盆地(奈良盆地)と、そこを通る街道(竹内街道)が舞台だ。

古代大和朝廷の一族は、九州/宮崎の外れにある高天原(高千穂)から日本列島を遡り奈良まで来たと古代の書物(日本書紀)に記載されている。(奈良に来た大和朝廷の黎明期の人物としては崇徳天皇がいる)この辺りの古代日本の話は日本書紀とその解説本を読むか、あるいは多分に作者の想像が入るが「古代からの伝言」シリーズや、「新史論」シリーズ等を読むと更に詳しい話を知ることができる。

今回は舞台が関東に移り、甲州街道を八王子に向かう。この地の歴史的エピソードとしては、太田道灌が詠んだ武蔵野の広さや、「更級日記」に出てくる坂東人、秀吉と家康の連れションの那覇市、八王子千人同心と近藤勇と最後に徳川慶喜について述べられている。

今回は、葛城みちについて述べる。葛城地方は奈良盆地の南東に位置し、古代日本の氏族である笛吹部の祖先・笛吹蓮を祀る笛吹神社から、葛城氏の先祖・一言主神を祀る一言神社へと進みながら、一言主神と雄略天皇、鴨氏の一族とされる役行者(役小角)と葛城の古代氏族と倭王権の関係について述べられている。さらに鴨氏の祖先を祀る高鴨神社に至り旅は終わる。

長州路は現在の山口県の萩や山口市であり、司馬遼太郎の小説に数多く登場する幕末の志士たちが現れた舞台でもある。旅は、明治維新の推進力となった長州人の怜悧と猪突猛進を併せ持つ気風について述べられた後に、関門海峡にある下関の「阿弥陀寺町」「壇ノ浦町」からスタートし、時代を遡って戦国時代の大内・毛利時代の話になった後に、湯田温泉、山口市、津和野へと進み、津和野が笑み出した森鴎外や西周などの話で締め括られる。

今回の旅は奥州(東北地方)となる。八戸からスタートし、八戸を治めていた南部氏の話から、南部氏が築城した根城跡と同じく南部氏が建立した櫛引八幡宮、そして階上、軽米をへて久慈へ向かう久慈街道へ、そこでXXの高山彦九郎や柔道で有名な三船久蔵の碑を見て、陸中海岸沿いの浜街道を北上し、板橋、侍浜、小子内、種市を経て種差海岸へ向かう。さらに白石、十和田、陸羽街道を経て、北上後、野辺地を経て下北半島を見る。そこから浜へ降りて南部藩と津軽藩の藩境を示す藩境塚「四つ森」と呼ばれる場所で旅を終わる。

今回の旅は九州の南部(熊本と鹿児島)となる。スタートは熊本空港から始まり、熊本市の北隣の植木町で西南戦争の古戦場として名高い田原坂を訪れ、肥後・薩摩の歴史的な対抗関係について述べた後、西南戦争の主人公である西郷隆盛について述べられている。田原坂からは八代に移り八代城跡を見た後、球麿川に沿って上流に遡り、阿蘇の麓にある人吉に行き、その地を収めた相良氏について述べられている。

今回は東大阪市在住であった司馬遼太郎にとってご当地である、大阪/河内の旅となる。河内地方は、古代日本の大和朝廷が大和盆地(前回述べた竹内街道葛城みち)あったときの三輪王朝が衰弱した後に生駒山脈を超えて河内王朝にに戻ったとして、応神や仁徳天皇陵のような巨大古墳を生み出した王朝の地であると述べられている。

今回は洛北諸道として京都の北部の山間部の旅となる。まずはスタスタ坊主から。スタスタ坊主は文字通り複数人数でスタスタ歩いている僧侶で別名願人坊と呼ばれる。スタスタ坊主の話から、次に山伏の話へと続いていく。さらに鞍馬寺から、寺の僧兵に話は移り、最後は山国陵で南北朝の話へと進む。

今回は四国の南部と西部。県でいうと愛媛県と高知県にあたる。司馬遼太郎の小説でいうと日露戦争の時代を背景に、松山出身の秋山兄弟を主人公とした「坂の上の雲」と、時代は幕末で前回のべた長州出身だが、宇和島で大きく著名となった大村益次郎を主人公とした「花神」の舞台となっている場所となる。

スタートは松山から。「坂の上の雲」でも出ていたが、松山は俳句が盛んで、正岡子規や高浜虚子、川東碧梧桐、山頭火等の俳人が多数出ている土地でもある。その高浜虚子の書いた「正岡子規」という本の中に、松山城の下にある練兵場で中学時代の虚子が、当時東京の大学予備門に通っていた子規に初めて会うシーンで

今回の旅は北海等となる。スタートは函館、松前町(地図上左下星)から始まり、最終的に陸別町(地図上右上星)のかなり広範囲に渡る。これまでの街道をゆくと異なるところは、前半の函館・松前あたりまでは歴史にまつわる話で進んでいたが、後半になると純粋な紀行的な話(北海道の歴史は奈良・京都などの阪神地方に比べると浅い)となる。

今回は大阪から南下して関西国際空港に向かう途中、電車だと南海電鉄で堺駅あるいは堺東駅で行ける堺とそこから和歌山に抜ける紀州街道界隈となる。堺では戦国時代の自由都市に思いを馳せ、その後沢庵和尚が開いた南宗禅寺に向かう。そして堺に本店がある美々卯でうどんすきを食べる。

今回は日本の中央付近の太平洋から日本海にむかって抜ける道として、岐阜県の中を通り世界遺産として有名な白川郷へとぬける郡上・白川街道を通り、富山県に向かう越中道について述べる。(岐阜羽鳥駅、荏胡麻油、菜の花油、斎藤道三、織田信長、親鸞、浄土真宗、一向一揆、郡上八幡城、長良川、金華山、天空の城、肉桂入り飴玉、白川谷、御母衣湖、白川郷、世界遺産、日本アルプス、富山)

今回の旅は、京都から大阪・兵庫へと向かう路で、奈良から京都に移る時に一時的に作り上げた長岡京とそこに藤原氏が立てた大原野神社(図中右端の星)から始まり、老ノ坂(図中右側)を経由して、明智光秀が築いた亀山城、丹波篠山城(図中中上星)から南下して丹波焼の窯元が集まる立杭(図中左中)、三田を経由して神戸の上部にある有馬温泉(図中左下星)までの丹波篠山街道となる。

今回の旅は、琵琶湖北岸の海津(図中中下星)から、奈良時代の官道をたどり、国境、疋田(図中中星)を経て敦賀(図中中上星)、武生を経て北国街道を南下、栃ノ木峠を越えて余呉湖(図中右下星)、木之本を望む旅となる。関連する歴史としては、古代の中国東北部の渤海との交流と、古代の天皇体制が大きく変わったものと予測される継体天皇、そして戦国時代の柴田勝家と豊臣秀吉に関わる話となる。

瀬戸内国際芸術祭:瀬戸内海の島々(直島、豊島、高松)をめぐるアート(地中美術館、李禹煥美術館、豊島美術館、イサムノグチ庭園美術館)の旅(直島ベネッセホテル)とジェームスボンド(007)とうどん

今回の旅は、神奈川県三浦半島を中心に、時代的には平安末期から鎌倉時代と戦時中、またロケーション的には三浦半島を中心に、伊豆半島と房総半島にについて述べられている。

今回の旅は兵庫県の神戸市となる。題名の通り神戸市の海岸周りの小規模な「散歩」の旅となる。旅は神戸港に浮かぶ人工島・ポートアイランド南端にある神戸ポートピアホテルからスタートし、ポートライナーに乗って貿易センターでおりて生田川に出る。さらに新神戸駅の裏側にある布引の滝、神戸市街地にある、旧外国人居留地、神戸華僑歴史博物館と続く。

今回の旅は、安芸と備後と呼ばれる広島県となる。旅の始まりは広島駅からで国道54号戦を本庄市、三本の矢の逸話で有名な毛利氏の拠点であった吉田と、古くからの古墳が多くある三好に向かう。

今回の旅は神奈川県横浜市となる。横浜市は人口370万人の巨大な都市であり、街道をゆくの旅では幕末に横浜区域とされていた「関内」を旅の範囲と定める。

今回の旅は象潟から始まる。司馬遼太郎の戦友が住職をしている蚶満寺から始まり、水田の中に多数の小島が点在する独特の景観を持つ象潟から秋田、能代を経て鹿角へ向かう旅となる。明治の得意な学者である狩野良吉や東洋史学の祖、内藤湖南の話へと続く旅となる。

今回の旅は岐阜県の北部の山間にある飛騨での旅となる。飛騨へは新幹線岐阜羽鳥からタクシーにのり、中山七里、下呂温泉、一宮水無神社を通り左甚五郎の彫り物を見て、松倉城跡、飛騨古川を経て富山県との境である越中国を見る為、神岡町の茂住まで北上したのち、高山の市街を歩く旅となる。

街道をゆく第29巻より。島原・天草の諸道について今回の旅は、九州の北西部、長崎県の島原半島と、熊本県の天草諸島となる。旅のルートとしては空路長崎まで飛び、長崎空港から島原半島を島原湾に沿って、島原城、原城を通って口之津を通り、江戸時代の島原の乱の話となる。その後フェリーに法、熊本県の天草下島に渡り、本戸(本渡)城跡にある殉教公園の丘に登り、島原の乱と同時に起きた天草四郎の乱について述べられている。

今回の旅は大阪の小さな港・深日からフェリーに乗り、淡路島の洲本港に向かい。車で淡路島を抜けて徳島と淡路島をつなぐ大鳴門橋を渡りながら鳴門の渦潮を眺め、土佐泊へ行き紀貫之の思いをはせつつ、堂浦で一本釣り漁法とテグスを広めた堂浦の漁師の功績を述べた後、大麻比古神社へ行き、ドイツ橋を見る。その後、吉野川流域に出て、勝端城跡、田中家住宅とたどり、なじみの料亭で阿波踊りを体験する。四国八十八か所の1番札所の霊山寺でお遍路さんや高群逸枝について考え、吉野川北岸を西に進み、脇町、池田を経て、平家の落人で仮説の残る「秘境」祖谷に向かう旅となる。

今回の旅は和歌山県和歌山市周辺、かつて栄華を誇り、密厳浄土をとなえた覚鑁(かくはん)により作られた根来寺と、鉄砲集団として武威を誇った根来宗について述べられた後、聖天宮法輪寺、日前国懸神社をめぐる旅となる。

今回の旅は福島県。白河・会津の道となる。旅のルートは関東と東北の境である堺の明神、今はその跡が明確には残っていない白河の関と追分の明神と犬神ダムへ。白河市に入り、白河城主結城宗広ゆかりの関川寺を訪れた後、明治のイコン画家である山下りんが描いたイコンが飾れている白河ハリストス正教会を訪れる。その後、江戸時代の宿場町がそのまま残る大内宿を訪れ、さらに会津市まで足を伸ばし、16世紀末の会津領主で城下町の整備を行った蒲生氏郷の墓を訪れ、白虎隊が自刃した飯盛山と江戸時代に幕府側として活躍し新撰組にも関与した松平家の墓と恵日寺を訪れることで旅は終わる。

今回の旅は東京・赤坂周りとなる。赤坂のホテルを起点として、雲南坂や溜池、日枝神社を歩きながら江戸時代の赤坂の光景について頭に描き、氷川神社や豊川稲荷で徳川吉宗や大岡越前のことについて述べる青山通りや乃木坂、欅坂では、乃木希典のエピソードや高橋是清の人生について述べられている。

  • 街道をゆく 沖縄・先島への道

今回の旅は沖縄県。沖縄では、本島よりもずっと南西に浮かぶ八重山諸島などを「先島(さきしま)」と呼び、沖縄本島首里、糸満漁港を訪れたのち、先島の入り口石垣島で市場や宮良殿内、石垣家、宮島御獄を訪れたのち、船で竹富島に渡り、犬の井戸、牛岡の丘、森の中の鍛治移籍、星砂の浜、喜宝院、蒐集館、小城盛、島仲家、そして美女クヤマの安里家を訪れる。次に石垣空港から日本最西端の与那国島へ行きサンニヌ台、女首長サンアイ・イソバの大岩と碑、トゥング田などを巡って旅は終わる。

  • 街道をゆく 因幡・伯耆のみち

今回の旅は「因幡の白兎」の神話で知られる白兎海岸や万葉歌人・大伴家持ゆかりの地など古代文化が息づく鳥取地方の旅となる。旅のルートは鳥取県智頭町の早野からスタートし、川沿いの国道を鳥取まで戻り、柳宗悦の民芸運動について述べられ、因幡国庁跡に行き大伴家持に思いを馳せた後、鳥取砂丘へ向かい、その後鳥取を発って「因幡白兎」の神話で有名な白兎海岸に向かう。さらに倉吉、三徳山皆成院で木綿豆腐を食べ倉吉絣の魅力を語り、米子に向かい、米子では大山を遠望し、大山寺、美保神社と向かったところで旅は終わる。

  • 司馬遼太郎の街道をゆく 京都の名寺と大徳寺散歩 ダダと禅と一休

今回の旅は、”大乗仏教と涅槃経と禅の教え“や”禅的生活“等で述べている京都府京都市北区紫野にある大徳寺を中心とした話となる。大徳寺は京都では紫野という街にある。紫野は、文字通り紫草が生えている野という意味で、古代の紫という色は最も高貴な色とされ、その色の染料が取れる草が紫草であることから、古代の皇室や貴族が猟をする禁野とされている場所となる。

  • 街道をゆく 本所・深川界隈

今回は旅は深川から、鳶の頭やかつての川並(木場の筏師)に会い、江戸の昔から侠気に生きてきた人々に思いを馳せる。本所では吉良上野介の屋敷跡や勝海舟の生地を訪ね、また本所割下水の界隈に住んだ三遊亭円楽や河竹黙阿弥のことを考え、さらに船で隅田川下り、川から町や橋を眺めた後、最後は両国の回向院で芥川龍之介の小説を思い浮かべる。

  • 街道をゆく 本郷界隈

街道をゆく第37巻より。今回は近代化を急ぐ明治期の日本において、欧米文明を受け入れ地方へ配る「配電盤」の役割を担い、さらに日本最初の大学が置かれた街、本郷について述べ、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉等の、この街に生活した明治の文豪について述べる。

  • 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか
  • 仁義なきキリスト教史
  • 千利休の「わび」とはなにか
  • スキタイと匈奴
  • ケルトの水脈
  • 近代ヨーロッパの覇権

俳句のルーツは連歌にある。連歌とは和歌31文字の上の句(五七五)、下の句(七七)を複数の連衆(連歌・連句の会席に出て詠み合う人々)が交互に読み継ぎ百句つくるものとなる。

俳句は元々連歌から始まったことから一人で世界観を作り上げる小説とは異なり、共同作業で成り立つ要素が多く、また現在のツイッターに代表されるSNSのように日常の一コマを短文で伝える手段でもある。

著名なlispハッカーであるポール・グレアムの「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」では、プログラムを書く行為とデザインとそして絵を書く事のつながりが述べられている。また、オライリー社から出版されている「ビューティフルコード」でも一流プログラマによる「美しいコード」についての思い入れが語れ、そこでコードに対して「優美で表情豊かな美しさに満ちた」というような情緒的な表現がなされている。このような著名な人達でなくとも、本来デジタルで無機質なはずのプログラミングの中に美を感じる人は多く存在するだろう。

Clojureのカンファレンスの一つであるClojure/Conj2018にてCODE GOES IN, ART COMES OUT“というジェネレーティブアートに関する講演を見た。

ジェネレーティブアートとはwikiによると

「コンピュータソフトウェアのアルゴリズムや数学的/機械的/無作為的自律過程によってアルゴリズム的に生成・合成・構築される芸術作品を指す。コンピュータの計算の自由度と計算速度を活かし、自然科学で得られた理論を実行することで、人工と自然の中間のような、統一感を持った有機的な表現を行わせる作品が多い。

ジェネレーティブアートは、創作方法として自然科学的なシステムを主体として用いた芸術である。前提として、自律的に動作する機構を設計して作品制作を行わなければならない点が、他の芸術分野との違いであると言える。システムによる作品は、複雑系や情報理論といった科学理論を実行することがある。

現在、「新版画」がアートファンの間でちょっとしたブームになっていると言われている。以前海外アーフィストの来日インタビューを読んだ時にも、日本で何をしたかというお決まりの質問に対して、「版画を購入した」という答えが返っていた。

新版画は、江戸時代以来の浮世絵制作の伝統を受け継ぎながら、大正時代~昭和前期までの約50年程度の間に制作された、非常にニッチな木版画のジャンルだが、ここ最近、この「新版画」の系譜に連なる作家たちが次々とブレイクを果たしていたり、ここ数年全国各地で美術展が開かれている。

禅宗における悟りとは「生きるもの全てが本来持っている本性である仏性に気付く」ことをいう。 仏性というのは「言葉による理解を超えた範囲のことを認知する能力」のこととある。 悟りは師から弟子へと伝わるが、それは言葉(ロゴス)による伝達ではなく、坐禅、公案などの感覚的、身体的体験で伝承されていく。 いろいろな方法で悟りの境地を表現できるとされており、特に日本では、詩、絵画、建築などを始めとした分野で悟りが表現されている。

このように、師匠と弟子の間のやりとりは考案(判例)で残されていることが多いが、禅に由来するアートも多く残されている。2016年に上野にある東京国立博物館にて開催された”臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅ー心をかたちにー」”について紹介する。

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